+J for S60バージョンアップ

海外仕様のNokia機で日本語を使えるようにする管理工学研究所の「+J for S60」のバージョンアップ版が公開された。
さっそく手持ちのNokia機にインストールしてその動作を確認してみたので、私が感じた使用感について書いてみる。

・E90 Communicator
　私の手持ちのなかでは一番バージョンアップの恩恵を感じる機種です。開いてキーボードが現れると入力方式がキーボード方式に変わるのだ。閉じて10キーを使うときは５キーモード（設定による）になるので、開いたり閉じたりインプットスタイルが変わるたびに入力方式を切り替えなくていいのだ。サポート掲示板でも要望としてあがっていたがこれはうれしい。

・E70
　逆になんの不具合も解消されていないのがこの機種。E90と違ってキーボードを開いても入力方式が変わりません。それにパスワード入力フォームで数字しか入らないのだ。古い機種で今となっては入手困難になりつつある機種だからということなのかな。悲しい限りです。

・E71
　否定的な記事が多いような気がするのですが私は好意的にとらえています。というのは、入力モード切替が２ストロークになったことが原因だと思うのですが、これは▽キー（Fnキー？つまり、左下のキー）の動作を本来の動作にしたためだと思われます。入力モード切替よりも文字入力が快適な方が利用頻度からも歓迎だからです。
　要望としてはシフトキー（↑）がトグル動作になってくれればというところです。でないと片手では入力ができない。

・N82
　それほど文字入力する端末ではないのでよくわかりません。(^_^;

ということで、まだまだ改良して欲しい点はありますが、Signedの問題を考えると発売から短期間の間によくバージョンアップしてくれたと思います。しかも、新たなライセンスが必要ないのでうれしい限りです。できれば、もっとがんばってE70にもちゃんと対処して欲しいと思うところです。（マイナーな端末だけにちょっと無理だろうなぁ。私は好きなんだけど…。）