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カメラのこと3

久しぶりに書きます。決して忘れていたわけではありませんw。
では、いきま〜す。

被写界深度
これまでも何度か「被写界深度」ということばは使っていますが、ココでその意味を解説します。
被写界深度とは撮影する際にピントが合う奥行きの範囲をいいます。
カメラからの距離が近づくほど浅くなり、遠くなるほど深くなる。
また、絞りが開放に近づくほど浅くなり、絞り込むほど深くなり、このとき前方への広がりよりも後方への広がりの方が大きい。
たとえば、奥行きがある立体物の被写体でそれ自体には全体的にピントを合わせたいが、背景や前景はぼかしたいといったときに開放だと被写体の一部にしかピントが合わないし、あまり絞り込むと背景や前景にまでピントが合ってしまうということになる。
こういったとき、デジカメであればいろいろと設定を変え撮影して確認すればいいだろう。
フィルムカメラだとそうもいかないため、レバー操作で実際に絞りを絞り込むことができるものもあり、それをファインダーで確認できるが、実際に絞り込むと暗くなりピントを合わせづらくなるため、実際には勘や経験をたよりにいくつか設定を変えて撮るといいだろう。レンズによってはガイドメモリがあってそれを参考にするのもひとつの方法である。

【適正露出】
まず、適正露出について説明します。
適正露出とは被写体に対してもっとも自然に撮影できる露出のことです。
アンダーだと暗くコントラストの弱い写真になり、オーバーだと白飛びした写真になります。
適正露出を得る方法として通常はカメラ内蔵の露出計で露出を合わせるというのが大多数だと思いますが、この内蔵の露出計は反射光式露出計で18%グレーに対して適正露出が得られるように設定されてます。
18%グレーとは反射率が18%のグレーのことでこれに照準を合わせそこで得られる露出ということになります。
例えば、真っ白な被写体を内蔵の露出計どおりに撮影すると、それは18%グレートして計算しているので、露出がアンダーとなり、白がグレーとなります。
逆に真っ黒な被写体だと露出はオーバーとなりこれも黒がグレーになります。
そういったときは露出補正を使うか、18%グレーのところで露出を計り露出をロックしたまま被写体にレンズを向けるという方法があります。
そこで18%グレーって?と思われるかと思いますが、一般的な日本人の手の甲が近いそうです。
そういうことを知っているとより適正露出を簡単に得ることができるようになります。

といったところで、今宵はココまで。

カメラのこと2

昨日に引き続き…。
では、さっそくいってみましょう。


【露出】
露出とはシャッタースピードと絞りによって調整されるもの。
つまり、フィルムを感光させる光量。
シャッタースピードを2倍遅くすれば、絞りを√2倍すれば同じ露出が得られる。
同じ明るさの被写体に対して動きが速いものをぶれることなく撮影するにはシャッタースピードを速くし絞りを開く。
絞りを開いて被写体のボケを期待したいときはシャッタースピードを速くする。
このようにシャッタースピードと絞りのどちらを優先させるかを撮影意図に応じて選ぶことができるとより楽しい撮影ができる。


焦点距離
焦点距離ということば自体をうまく表現することができないのでひとまず簡単にいうとレンズの撮像距離とでもいっておきましょうか。
うまい表現が見つかったときに更新することとします。
そういうことで、ココでは焦点距離の違いについて説明します。
焦点距離が長くなればなるほど画角が狭くなり、その結果として被写体の拡大率が大きくなります。
また、焦点距離が長いと被写体の奥行きが狭くなり被写界深度が浅くなります。
つまり、背景のボケを楽しむときはより焦点距離の長いレンズを使用すると良いということになります。
また、大人数の集合写真などでは焦点距離の短いレンズの方が前列から後列までピントが合い、さらに近い距離からでも広い範囲を撮ることができるので向いているといえます。
ただし、あまり焦点距離が短いレンズだと写真の周辺が歪んでしまうのであまり短すぎると端っこにいる人の顔が歪むのでほどほどに。


といったところで今日はココまで。

カメラのこと

フォトキナで発表されたカメラたちを見ていてカメラ熱がぶり返してきてしまった。
それを落ち着かせるか加速させるかは別として、カメラについてちょっとまとめてみることにした。
あとでちゃんとまとめるとしてとりあえず思いついたところから書いていきます。
(ちなみに私は古い人なので、特に断りがない限り基本的にフィルムカメラについて書いていきます。)


シャッタースピード
フィルムの露光時間。シャッターボタンを押すと一眼レフカメラではミラーが跳ね上がり、シャッター幕が開いてフィルムが露光する。その時間。
シャッター幕が開くといっても高速なシャッタースピードでは先幕と後幕に分かれたシャッター幕が作った隙間がスライドしていくといった感じで、先幕が開いてフィルム面を露出させ後幕がそれをふさぐことで遮光する。先幕が開いた後に後幕が閉じるまでの時間。
シャッター幕の動きと被写体の動きの関係によっては被写体の形状が変形することもある。
フラッシュ同調スピードというのがシャッター幕が全開して露光する最速のシャッタースピード
明るい被写体ほどシャッター速度を速くすることができ、暗い被写体ほど遅くしないと光量不足で撮影できない。
また、速いシャッタースピードだと手ブレ(または被写体ブレ)が起きにくく遅いほど起きやすい。


【絞り】
レンズを通る光を減らすことで光量を調整する装置。
絞りを開けるほど光量が増え明るくなるが被写界深度は浅く、絞るほど暗くなるが被写界深度は深くなる。
つまり、写真のボケを楽しむにはできるだけ絞りを開くと良い。
数値(F値)は光量が1/2になるごとに2の平方根を乗した数値で増えていき数値が小さいほど明るく大きいほど暗い。


シャッタースピードと絞りについて書いたところで今日はココまで。
できるだけ続けるために小出しにしていきます。