PHS300とD02HW、儀式不要に！

PHS300にEMOBILEのD02HWをつなぎネットに接続するには、D02HWをCD-ROMドライブモードとして認識することから、これをモデムとして認識させるにはある一定の操作が必要であった。
それを巷では「儀式」と呼んでいたのだが、先日PHS300のファームウェアが2.2.0にアップデートされ、それを適用することでその儀式を行わなくてもD02HWを認識しネットに接続できるようになった。
D02HWをPHS300につないだ状態からPHS300の電源をオンにするだけでつながるようになったのだ。手間もさることながら電源オンから使えるようになるまでの時間が短縮できるのがうれしい。
PHS300の電源をオンとすると同時につなぐ機器の無線LANをオンにするとちょうど無線LANでPHS300と機器がつながったときに準備ができているか、ちょっと待つだけで使えるようになるからだ。これでこそPHS300の本領発揮といったところでしょう。
PHS300とD02HWの組み合わせで利用している人はファームウェアのアップデートで得られるメリットは大きいでしょう。ただし、ファームウェアのアップデートにはリスクがあります。アップデートの失敗してPHS300が煉瓦になったとしてもそれは自己責任でお願いします。

ちなみにPHS300のファームウェアアップデートはPHS300でネットにつないだ後にPHS300のセッティングページ（http://192.168.0.1/）にアクセスしてオンラインアップデートを使うか、http://www.cradlepoint.com/techsupport/phs300support.phpからアップデートファイルをダウンロードしておき、PHS300のセッティングページからアップデートを行います。およそ1分ぐらいでアップデートは完了しPHS300は再起動します。
このとき、PHS300に施していた設定はすべてクリアされていますので、WEPやWPAなどのセキュリティを設定していても消えてますので再設定が必要です。ココで注意が必要なのがPHS300へのアクセスには無線LANでつなぐ必要があるのですが、WEPやWPAの設定がPHS300から消えてるわけですからつなぐ機器の方もWEPやWPAを解除してしてから接続しないとつながりません。私はこれで結構はまりました。(^_^; 一瞬「やってもた」と青ざめました。
でも、それ以上に青ざめることがこのあとに待っていたのでした。それは、PHS300にある程度の設定をして再起動し、モデムの設定を忘れていたためセッティングページにアクセスしようとしたときに最初のパスワードが通らないんです。特にパスワードを変えた覚えはないんですがなぜかつながりません。何度となくトライするのですが弾かれてしまいます。工場出荷状態に戻してもダメなんです。「今度こそ、本気でやってしまってるかも」と思ったときに急にパスワードが通ったのです。
そういえば、購入後に最初に行った設定の時も同じ症状で苦労したんでした。うまくいったことですっかり忘れていたし、eeePCで設定を行っていたためキーの打ち間違いだったのかなというような自己解決をしていて、原因究明が不十分だったのかもしれません。いずれにしても、今のところ原因不明のままです。
ただし、これだけ苦労して得た便利なのでうれしさ倍増といったところでしょうか。これで、通信をすべてPHS300とD02HWに任せてしまえば通信料の節約につながる。そこで思うのがiPhoneの契約にパケット定額フルを必須としたということ。おそらくはそういうことなのかなと。しかも専用SIMということですからとことんまで縛りをかけたいということなのでしょう。
話が逸れてしまいましたが、PHS300の新ファーム2.2.0のレポートでした。