ntt docomo "SC-01B"内覧会 in 福岡に行ってきた
間に待った日がやってきました。
書きたいことはいろいろとあるのだが、この話題だけはちょっと書いておこうと思う。
それは、Q&Aの時に出た次のことについて。
「ShiftキーとAltキーの位置について、他の前面QWERTYフルキーの端末(BlackBerry)とは違うが何か意図があるのか、あるとすればどういった意図か?」という質問があった。
それに対する答は「SamsungとNTT docomoと協議の上決定した(と思われる)。」ということであったが、どういう意図かという部分については回答がなかった。(「担当部署に確認」ということであったが結果はまだ聞いていない。)
ならばと、勝手に推測してみるのだが、それはPCのフルキーボードに由来しているのではないかということ。特にノートPCのキーボードを見ると似たような配列になっている。
しかしですよ。この配列にする意味ってあったんでしょうか?前面QWERTYフルキー&タッチパネルとしては国内初かもしれませんが、前面QWERTYフルキーだけなら、NOKIA E61, SoftBank X02HT, X01SC, BlackBerry 8707h, BlackBerry Bold 9000と5機種が国内で販売された。これらの端末のキーボードを見てみると次のようになっている。
機種 | Alt(Fn) | Shift |
---|---|---|
E61 | 最下段左端 | 最下段左右端より1列内側 |
X02HT | 最下段左端 | 最下段左端より1列内側 |
X01SC | 最下段左端 | 最下段左端より1列内側 |
BB 8707h | 下より2段目左端 | 最下段左右端(ただし、全体の左右端よりは1列内側) |
BBB 9000 | 下より2段目左端 | 最下段左右端(ただし、全体の左右端よりは1列内側) |
SC-01B | 下より2段目左端 | 最下段左端(ただし、全体の左端よりは1列内側) |
これらを見たときにSC-01BのShiftキーの位置が少なくとも特殊であることがわかる。
なのに、なぜ既存のキー配列を捨てて新たなキー配列を採用したのかそのメリットとデメリットについて考えてみる。
まずはメリットについて。
PCのキーボードに慣れた人は感覚的にあつかいやすい。
デメリットについて。
既存の前面QWERTYフルキーの端末に慣れている人は戸惑う。
メリットの部分がテスターなどを使って本当に検証された事実であるとするならば、デメリットの部分については慣れの問題(とはいえ、複数の端末を併用してるとなればそうはいかないだろうが)ですぐに解決するのかなと思われるのだが、そうでなかった場合、ただSC-01Bに国内独自ということで独自性を持たせるためだけに採用したとしたらどうだろうか。この場合は、結果として使えない端末になってしまうのではないかということだ。
このことについてid:mobachikiさんは「もう少し深い部分まで話してみる - あんちぇいん」で既存の配列について使い勝手を追求した上での意味がある配列であるという意見を述べられてらっしゃいます。というのであれば、メリットとして考えられて部分は実はメリットではなく、デメリットの部分しか存在しない配列ということになるのではないか。
ただ、この一方で既存の配置で使いにくさを覚えたという感想をお持ちの方もいらっしゃるようなので、本当にメリットの部分も存在するのかもしれませんが、残念ながらなぜそのように感じたのか感想にとどまってしまってるようで、その原因とかまで言及されているわけではない。これがその部分まで踏み込んで解析されれば、もしかしたら何か見えてくるかもしれない。
いずれにしてもココで勝手な想像でモノを言ってみても答が出るわけでもないし、それほど私はSC-01Bのキー配列で使い込んだわけでもないので結論は出せないが気になる部分ではあります。早く発売されないかな。買ったら真っ先に確かめたい。